「気にしすぎだよ」って言われても、やめられない。
むしろその一言で、
「今のも気にしすぎだった?」って、余計に考える。
「何であんなこと言っちゃったんだろう」
帰り道、何度も同じ会話を再生してしまう。
なんなら、言った直後から
「いまのマズかったかも…」って、ぐるぐる思考が止まらない。
相手はもう忘れているかもしれないのに、
自分の中ではずっと終わらない反省会が続いている。
そんな風に、頭が忙しすぎて疲れることはありませんか?
考えなくていいことまで考えて、疲れる。
そんな自分に、また疲れる。
ここでは、「気にしすぎる人の頭の中」で実際に起きていることを、少しだけ言語化してみます。
① 会話が終わると“反省会”が始まる
会話が終わった瞬間から、すぐに振り返りがスタートします。
「あのひとこと、いらなかったかも、、」
「変に思われてないかな、、」
「ちょっとテンションおかしかった?」
しかも、この反省は1回で終わらず、
何度も何度も、同じ場面を再生することになります。
相手から何かを言われたわけでもないし、
はっきりした出来事があったわけでもない。
おそらく相手は気にしていないでしょう。
それでも、自分の中では“重大な出来事”として保存されてしまっているんです。
② 一瞬の表情や言葉を深読みする
「今の間、なんだった?」
「ちょっと冷たくなかった?」
相手の一瞬の表情や、たったひとことに意味を見出そうと、ぐるぐる考える。
そして、選んでしまうのは、だいたいネガティブな解釈です。
・嫌われたかもしれない
・面倒だと思われたかもしれない
・距離を置かれているかもしれない
根拠は、“自分がそう感じた”という一点だけです。
③ “正解”を探し続けてしまう
「どうふるまえばよかったのか」
「どう言えばベストだったのか」
それをずっと考えている。
・あの時はこう言うべきだった?
・もっと明るくするべきだった?
・逆に、もう少し控えめなほうがよかった?
でも、人間関係に“絶対の正解”はないはずです。
それでも正解を探し続けて、
分からないまま、だいたいネガティブな結論にたどり着きます。
そして、自分を責めてしまいます。
④ まだ起きていない不安を先取りする
これは分かりやすい特徴のひとつです。
「まだ起きていないことを考えて不安になる」
たとえば、
「今日仕事に行ったら、あの上司機嫌悪そうだな…」
「また言い方きつくなるんだろうな…嫌だな…」 とか。
まだ会社にも着いていないのに、不安を先取りして、先に疲れてしまっています。
想定した不安が“現実になる前提”で考えてしまうから、
起きていないことに消耗することになります。
⑤ たった一言に引っかかり続ける
何気ない一言なのに、
・あれどういう意味だったんだろう
・遠回しに何か言われた?
って、何回も思い出す。
でもこれも、答えは出ません。
相手は何も考えずに言ったのかもしれないし、
本当に言葉のままの意味だったのかもしれない。
相手の事情は分からないのに、
自分の想像だけで結論を出してしまいがちです。
気にしすぎの根底にある思いは、きっとこれです。
・嫌われたくない
・ちゃんとしてると思われたい
つまり、
“相手の気持ちを完璧に把握しようとしている状態”。
失敗しないように、ズレないように、
全部コントロールしようとしているし、コントロールして安心したいと思ってしまう。
だから、気にしすぎる人って
「優しい人」というより、
“自己防衛がすごく強い人”でもあると思います。
「優しさ」だけじゃ説明がつかない
ここまで読むと、
「それだけ人を大切にしているから」と思うかもしれません。
それもありますが、
私はそれだけじゃないと思っています。
・嫌われたくない
・変な人だと思われたくない
・空気を壊したくない
こういう“自分を守るための意識”もかなり大きいからです。
むしろ、こっちのほうが本音に近いかもしれません。
だから、気にしすぎて疲れる状態って
ただの「優しさ」じゃなくて、
“常に評価されている前提で生きている状態”に近いと思うんです。
まとめ
“気にしすぎる”のは、
生真面目で責任感が強い、少し曖昧な言い方をすると、
”ちゃんとしていたい”気持ちが強い人ほど起きるように思います。
ちゃんとした関係
ちゃんとした会話
ちゃんとした自分
それを守ろうとして、考えすぎてしまう。
だから「気にしすぎるな」と自分に言い聞かせすぎたり、自分を責める必要はありません。
まずは、
「自分、今こういう思考してるな」って気づくだけでいいと思います。
止めるのは難しくても、
“飲み込まれ方”は、少し変えられるからです。

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